東京版「AI×データ」のスマートシティってどんなもの?水道スマートメータを事例に説明

2020.03.19

おはようございます、東京都議会議員(府中市選出)の藤井あきらです。
本日は、都のデジタル化・スマート化を所管する戦略政策情報推進本部への質疑でした。

その前に、都庁の採用試験を所管する人事委員会事務局への質疑がありました。
新型コロナウイルス対策でのWebセミナーの取組や、来年から「男女」の性別の記載を無くす等の答弁があり、興味深かったです。

■水道スマートメーターを具体例に、東京版のスマートシティを説明。

本日、都民ファーストの会からは、鈴木邦和都議(武蔵野市選出)が質疑に立ちました。
昨年まで公営企業委員会で取り組んできた、また武蔵野市と水道は切っても切れない関係もあり、専門である水道局のスマートメーターを具体例に、東京版スマートシティ「スマート東京」について説明をしていました。

東京のスマートシティ化のイメージを掴むのに大変わかりやすい質疑で感銘を受けました。

詳細にご興味ある方は、以下リンクに「令和2年3月18日」がアーカイブされる予定ですのでそちらをどうぞ。

・総務委員会 令和2年3月18日(水)

水道スマートメータ―を導入する効果は、現在、水道管の検診にかかっている63億円の人件費を下げる事だけが目的ではないという話です。
63億円も凄い数字ですが、投資対効果を考えると足りません。

水道局が直面する最大の課題は、人口減少に直面する中で、2兆円の資産を持つ水道局も将来的にはダウンサイジングが必要になるという事です。
その時に、スマートメータがあることで、各家庭の詳細な実需をは把握することができ、そのデータを基にどこを減らしてどこを手厚くするかなどの判断をするために必要との話でした。

さらに、水道利用のデータは、様々なサービスと連携した活用が考えられます。例えば、高齢世帯の見守り情報として使えるかもしれません。普段は水道の利用があるのにもかかわらず、数日水が使われていないなどの異常検知に役立てることができるかもしれません。

また、社会的な問題になっている「宅配物の再配」にも活用できるのではないかという提案もありました。
もちろん、個人情報やプライバシーに十分配慮をするのが前提です。

新型コロナ対応でマイボトルで東京水を飲む

■5Gの電波、安心してください、紫外線の方が危険です。

鈴木都議の質疑で面白かったのが一点。
鈴木さんは学生時代、光学の研究をしていたのですが、5Gの電波を心配する声に対して分かりやすくに説明をしていました。

4Gに比べて、5Gはミリ波と呼ばれ、確かに10倍のエネルギー量があるそうで、懸念の声が上がることもわかるそうです。
が、一方で、紫外線は5Gの10万倍のエネルギー量だそうでして、つまり5Gは紫外線以下の影響度しかないという事です。

また、X線のような分子結合を破壊するものでもないそうです。
ご参考まで。

■「スマート東京」をいかに実現するか?


12月に発表した「未来の東京」戦略ビジョンにおいて東京版スマートシティとして「スマート東京」が発表されました。
2月には「スマート東京実施戦略」、「スマート東京の実現に向けたデータプラットフォーム構築の基本方針」も示されています。

東京がスマートシティを目指す、本気度を示しています。

こんな記事も。

・東京都、データ取引で新ビジネス創出へ 取引所創設(日経新聞、2020年2月21日)


官民連携データプラットフォームでは、新法人を設立して行政データだけは無く、企業などの民間のデータも集めるとしています。
データのプライバシーについては、第三者委員会により運用の監視をしていくとのこと。

スタートアップや大学、研究者の産官学の協議会でどのようなデータ活用ができるのかワーキンググループを作って具体例を示すとともに、実際に官民でデータを活用するプロジェクトも立ち上げるそうです。
どのようなプロジェクトが採択されるかが一つのキモになると思いますので、都の取組に期待をしています。

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